[CentOS 7][KVM] virt-installの典型的(?)な使用例
典型的(?)な使い方
CentOS 7仮想マシンの作成
こんな条件で作成する場合のコマンド例です。
- CPU: ホストそのままを使う
- メモリ: 1024MB
- 画面: 外部からSPICEで接続、コンソールへ自動接続しない(virt-viewerを起動しない)
- ネットワーク: ホストのIPアドレスを使ってNAT接続、準仮想化
- ISOファイルからインストール
- OSの種類はCentOS 7.0
- ディスク: ストレージプールから割り当て、容量10GB、準仮想化、ファイル形式はraw
virt-install --name guest1\
--cpu host\
--memory 1024\
--graphics spice,listen=0.0.0.0\
--noautoconsole
--network network=default,model=virtio
--location /var/lib/libvirt/images/CentOS-7-x86_64-DVD-1511.iso\
--os-variant centos7.0\
--disk pool=default,size=10,bus=virtio,format=raw
Windows仮想ディスクをインポート
- CPU: Core2Duoをエミュレート(Windows 10だとこれがよいみたい)
- メモリ: 1024MB
- 画面: 外部からSPICEで接続、コンソールへ自動接続しない(virt-viewerを起動しない)
- ネットワーク: macvtapを使ってホストデバイスへ直接続
- ディスク: 既存ディスクイメージファイルを使用
- OSの種類はWindwos 8.1
virt-install --name guest1\
--cpu core2duo\
--memory 1024\
--graphics spice,listen=0.0.0.0\
--network type=direct,source=ens32\
--disk path=/var/lib/libvirt/tmp/cpa647ss.raw,bus=sata\
--import\
--os-variant win8.1\
--noautoconsole
各オプションの説明
–name NAME
仮想マシン名です。
–memory 数字
メモリ容量です。単位はMiBです。
–cpu MODEL[,+feature][,-feature][,match=MATCH][,vendor=VENDOR]
CPUモデルと機能の使用可/不可を指定します。ホストをそのまま見せるときはhost
にします。
–graphics TYPE,opt1=arg1,opt2=arg2,…
TYPEはvnc、spice、noneを指定できます。
オプションの主なところはこんなんがあります。
オプション | 説明 |
---|---|
port | ポート番号 |
listen | リッスンするIPアドレスです。未指定だとlocalhostになります。 |
password | VNCのパスワードです。 |
–os-variant
OSの種類です。
osinfo-query os
コマンドで使用できるOSが一覧できます。
–graphics
オプション | 説明 |
---|---|
listen |
–network
オプション | 説明 |
---|---|
model |
–location
–disk
オプション | 説明 |
---|---|
model |
–noautoconsole
コンソールを開始しません。