Windowsでgitデーモンを動かし、git://プロトコルでアクセスできるようにする手順です。

クライアントがWindowsだけならば、ファイル共有へレポジトリを作ればよいのですが、Windows以外もいるのでこんな手順にしました。

準備

Chocolateyをインストールする

いろいろ簡単にインストールするために、Chocolateyをインストールします。

Git for Windowsとnssmをインストールする

gitとnssmをインストールします。

nssmは任意のexeをサービス化できるツールです。

C:\> choco install git nssm

gitデーモンを動かす手順

手順 1 レポジトリ置き場を作る

公開するレポジトリを置くディレクトリを作成します。

C:\> mkdir h:\export\repos

手順 2 gitデーモンをサービスとして登録する

C:\>nssm install git-daemon "c:\Program Files\Git\cmd\git.exe" "daemon --export-all --enable=receive-pack --base-path=h:\export\repos"

手順 3 ファイアウォールでポートを開放する

TCP 9418番ポートを開放してアクセスできるようにします。

レポジトリを作成する手順

レポジトリに書き込みできるようにするためには、ちょっとひと手間必要です。

レポジトリを作成

これはいつもどおりです。

C:\> git init --bare h:\export\repos\test.git

空ファイルを作成

このファイルがないとpushできないです。

C:\> echo > h:\export\repos\test.git\git-daemon-export-ok