はじめに

2つのNICを束ねて、802.3ad LACPを設定します。

わかっていないこと

複数のNICを束ねて、帯域を稼いだり冗長性を確保したりすることをbondingとかteamingと呼ぶらしいのですが、RedHat/CentOSではbondingとteamingは別口で設定するようになっているみたいです。

bondingをteamingに変換するツールもあったりして、どちらを使えばよいのかわかりません。

ここではbondingを設定します。

設定手順

bondingコネクションを作成

# nmcli connection add save yes type bond autoconnect yes mode 4

nmcli conneection add type bondに渡すオプションは、modinfo bondとすると表示されます。

modeのオプションはこんなのがあるようです。

mode:Mode of operation; 0 for balance-rr, 1 for active-backup, 2 for balance-xor, 3 for broadcast, 4 for 802.3ad, 5 for balance-tlb, 6 for balance-alb (charp)

こんなんできました。

# nmcli c
NAME    UUID                                  TYPE            DEVICE
bond    cd47091f-ff5a-4a47-882f-970e0afe0fc7  bond            nm-bond

名前を指定しなかったので、 bond という名前になりました。

物理NICをbondingコネクションに追加

ens6f0ens6f1 というNICがあります。
これらを追加します。

# nmcli connection add save yes type bond-slave ifname ens6f0 master bond
# nmcli connection add save yes type bond-slave ifname ens6f1 master bond

こんなんできました。

# nmcli c
NAME               UUID                                  TYPE            DEVICE
bond               cd47091f-ff5a-4a47-882f-970e0afe0fc7  bond            nm-bond
bond-slave-ens6f0  bce1ff10-b17f-42bd-9bb6-40b822761505  802-3-ethernet  ens6f0
bond-slave-ens6f1  883793cd-a03d-46c5-9026-42931dc25ee8  802-3-ethernet  ens6f1

IPアドレスの設定

ここでは 192.168.4.33/24 に設定しました。

# nmcli c modify bond ipv4.method manual ipv4.address 192.168.4.33/24

コネクションを起動

スレーブのほうからコネクションを起動していきます。

# nmcli c up bond-slave-ens6f0
# nmcli c up bond-slave-ens6f1
# nmcli c up bond