Ubuntu 17.10をUEFIなパソコンにインストールしました。
これはその設定の私的な記録です。
お目汚し失礼します。

ちなみに前回の記録です ==> Ubuntu 16.04 Desktop私的初期設定まとめ

NFS共有をローカルにキャッシュする

homeディレクトリをautomountするにあたり、ローカルにキャッシュできるようにしました。

キャッシュの保管先を作成

キャッシュを保管する先はxattrs拡張属性を付けてマウントしないといけないので、ルートとは別にマウントさせることにしました。

普通のファイルとして作成してループバックマウントさせます。

sudo dd if=/dev/zero of=/cachefile count=8192 bs=1M
sudo mke2fs /cachefile
sudo tune2fs -o user_xattr /cachefile

/etc/fstabファイルに追記します。

/etc/fstab

/cachefile      /var/cache/fscache      ext4    loop    0       1

マウントします。

sudo mount /var/cache/fscache

cachefilesdのインストール

sudo apt-get install cachefilesd

cachefilesdの設定

デフォルトのままです。

/etc/cachefilesd.conf

dir /var/cache/fscache
tag mycache
brun 10%
bcull 7%
bstop 3%
frun 10%
fcull 7%
fstop 3%

# Assuming you're using SELinux with the default security policy included in
# this package
secctx system_u:system_r:cachefiles_kernel_t:s0

cachefilesdの起動

sudo systemctrl start cachefilesd

homeディレクトリをautomount

NFSにあるhomeディレクトリを自動マウントするようにしました。

autofsをインストール

sudo apt-get install autofs

rootユーザを有効にする

/homeを操作するので、一般ユーザではなくrootユーザでログインできるようにします。

sudo passwd -u root
sudo passwd root

コンソールにログイン

[Ctrl]+[Alt]+[F1]で切り替えられると思いきや、何やら違う様子。

[Ctrl]+[Alt]+[F3]〜[F6]をなんとなく押していたら、ログインプロンプトが表示されました。
これは不具合なのか仕様なのか??

autofsの設定ファイルを用意

/etc/auto.masterファイルに追記します。

/etc/auto.master

/home /etc/auto.home

/etc/auto.homeファイルを新規作成します。

/etc/auto.home

*       -fstype=nfs,soft,intr,nodev,nosuid,noatime,async,fsc NFSSERVER:/EXPORTS/&

キャッシュを有効にするために、fscオプションを追加しました。

/homeディレクトリの中身を削除または移動

/home/以下にあるファイルを削除します。必要なものであれば移動しておきます。

autofsを起動

autofsを起動します。

sudo systemctl start autofs

存在するユーザのホームディレクトリへアクセスして確認します。

ls -l /home/USER

日本語入力関係

16.04はfcitxがデフォルトだったのですが、17.10からibusがデフォルトになったそうです。

Ubuntu 17.10 その6 - IBusか、それともFcitxか

最初fcitxをインストールしたのですが、入力窓がオフスポットになってしまったので、ibusを使うことにしました。

入力切り替えを[Ctrl]+[Space]キーにする

英語キーボード使いなので、[Hankaku/Zenkaku]キーがありません。
[Ctrl]+[Space]に割り当てました。1

Mozcの設定画面から、keymapに以下を追加しました。

Mode Key Command
Direct input Ctrl Space Activate IME
Composition Ctrl Space Deactivate IME
Conversion Ctrl Space Deactivate IME
Precomposition Ctrl Space Deactivate IME

インストールしたもの

Logical Volume Managerを使っている既存ディスクがあるので、lvm2を入れました。

その他、開発に必要なものをいろいろと。

sudo apt-get install lvm2
sudo apt-get install git
sudo apt-get install php php-apcu php-sqlite3 php-mbstring php-mysql php-yaml php-xml
sudo apt-get install emacs
sudo apt-get install chromium-browser
sudo apt-get install nodejs npm
sudo apt-get install sqlite3
sudo apt-get install mysql-client
sudo apt-get install openjdk-9-jdk

remmina

remmina

デフォルトで入っているバージョンは、フォントのアンチエイリアスが効かなかったので、最新のもの(バージョン2.0)を入れました。

sudo apt-get remove remmina
sudo apt-get autoremove
sudo apt-add-repository ppa:remmina-ppa-team/remmina-next
sudo apt-get install remmina

Multicast DNSを削除

.localをDNSドメイン名として使っているため、Multicast DNSと喧嘩していました。
削除してしまいます。

sudo apt remove libnss-mdns
sudo apt autoremove
sudo apt autoclean
  1. なんとなく、IMEをActivate/Deactiveteするより複数キーボードをインストールして[Win]+[Space]で切り替えるほうがそれっぽくなるような気がします。キーボード切替時に、MozcをActivate状態にできればよいのですが。